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第六十四話 これが俺の十倍返しだッ!! 投稿者:兄貴 投稿日:09/02/26-22 37 No.3856 湖に浮かぶ二体の巨人。 その荒々しい成り立ちだが、今この瞬間は静寂が続いている。 互いに様子を見合っているのかは分からないが、ド派手なロボット対決かと思いきや、辺りに緊迫した空気が流れる。 あれほど騒いでいた生徒達も、向かい合う両雄から醸し出される空気に当てられて、今は黙って見守っている。 その静寂を先に破ったのはシモンだった。 シモンはラガンのスピーカーから、茶々丸に向けて語りかける。 『茶々丸、覚えているか? あの時も夜だった』 通信機の回線からシモンは話し掛けるが、相変わらず茶々丸の返事は無い。しかしそれでもシモンは話し続ける。 『俺が初めてこの世界に来た日・・・その夜に俺達は出会い、そして戦った』 忘れるはずは無い。 あの満月の日の夜。シャークティたちと出会った日、シモンは桜並木の通りで夜空に浮かぶ吸血鬼とガイノイドと遭遇し、戦った。 そしてそれが魔法との出会いだった。 『この世界での最後の夜に最後の相手がお前なんてな、奇妙な縁じゃねえか』 この世界での戦いの歴史は茶々丸から始まった。たしかに奇妙な縁だった。シモンは思わず笑ってしまう。 『昨日の夜の約束どおり、最後までやるぜ!!』 だが、茶々丸は何も返してこない。それが今の彼女だと思うと寂しくなるが、こうして向かい合うことになったのだ、 やることは一つ。 『シモンさん、・・・準備はいいカ?』 『ああ、いくぜ!!』 超とシモンは操縦桿を握りグレンラガンを走らせる。 感知したモドキも向かって走り出す。 再び両者が拳を繰り出す。今度は互いの拳同士がぶつかり合った。 伸ばした拳をしまうと同時に両者はもう片方の拳をまたもや突き出した。 『威力・・・互角・・・更ナル魔力強化』 魔力で強化されている拳にグレンラガンの拳はまったく引けを取っていない。しかしその威力を目の当たりにしても茶々丸は相変わらず冷静に巨大ロボットに指令を送る。 『強化強化、芸が無ぇんだよ! 本物の力は強化される物じゃねえ、湧き上がるものだ!!』 『回避スピードアップ、超絶魔力光弾充電』 『シモンさん、レーザー砲が飛んでくるヨ』 グレンラガンから距離を置き、モドキは胴体のグレンモドキの口からレーザー砲を放つ。するとグレンラガンは背中のブースターと胸のサングラスを取り外した。 『面倒だ! 正面から破壊するぞ!』 『命令カ?』 『命令じゃなくて、提案だ』 『だったら異議なし!!』 ブースターとサングラスを重ね合わせてグレンラガンは思いっきり投げつける。 『『ダブルブーメラン・スパイラル!!』』 『超絶魔力光弾射出!!』 ブースターが火を噴きブーメランが大加速し、巨大なレーザー砲に正面からぶつかり、切り裂いていく。 そして一直線にモドキに飛んでいく。 『威力計算、速度、回避不可能。絶対防御システム起動』 しかし茶々丸の操縦技術も伊達ではない。交わせないと分かると、瞬時に機体から無数のドリルを伸ばす。 フルドリライズである。 『またそれか!』 『シモンさん、ブーメランが弾かれるヨ』 フルドリライズのドリルを高速回転して生み出した竜巻の防御の風がモドキを守り、加速したブーメランを弾き飛ばす。 だが一度見た技に驚くことはしない。 弾かれたブーメランを空中でキャッチして、グレンラガンは竜巻に正面から突っ込んでいく。だがそこで超が何かを感知した。 『シモンさん、竜巻の中に何かが光っている! 無闇に突っ込むのは危険ネ!』 『なに?』 超の警告でグレンラガンを一旦止める。 するとモドキは竜巻を止めて姿を現し、シモンと超を驚かせた。 モドキの周りには螺旋の形をした魔力のミサイルが無数にこちらを向いているのである。 竜巻に隠れていたために、モドキが攻撃を溜めていたことに気付かなかった。 『超絶穿孔ドリル弾・連続射出!!』 『まずいヨ、あの数は!?』 世界樹から無限に近い魔力を補充するモドキは魔力を溜めてからの攻撃が異常に早かった。 そして射出されたミサイルが周囲360度全てを囲んだ。 一発一発が相当な破壊力を持っているはずである。全弾喰らえばグレンラガンとはいえ保障は出来ない。 すると慌てる超はグレンラガン全体に行き渡る温かく、力強い光を感じた。 それはシモンの螺旋力だった。シモンが膨大な螺旋力を溜めて何かをしようとしている。 『茶々丸、こういう技があるのも覚えておけよ!!』 迫り来るミサイルの雨の中、シモンは叫びながら操縦桿を前に押し倒す。 するとグレンラガンがフルドリライズ形態になり、そこで止まらずに、フルドリライズのドリルの一本一本が、ギガドリルの大きさに進化した。 『ギガドリル・マキシマム!!!』 『!?』 『うおお、これはスゴイネ!!』 大爆発が起こった。 それは世界の終焉を思わせるほどの爆音と衝撃を生み出していた。 『ぬうう、これは・・・・』 『うろたえるな超! テメエの夢見たコイツは、この程度の爆発なんて物ともしない!!』 もはやこの戦いに近づく者など居ない。 少し離れた世界樹の広場に居ても、その威力が伝わってくるほどなのである。 『ふう、ふう、・・・』 『流石シモンさんネ、まさかあれを無傷で乗り切るとは』 しかし爆炎が晴れて、無数のギガドリルに包まれたグレンラガンは無傷で現れた。 その光景を黙ってみていることなど出来はしない。 「す・・・・・」 「スゲー・・・・・」 一人、また一人とポツポツと目の前の光景に呟いていく。 「ねえ、・・・シモンさんも、超りんも・・・それに茶々丸さんも、あんなノリのいい人だったの?」 「これって・・・エキジビションみたいなものかな・・・?」 「いや・・・もう細かいことは抜きにしてさ・・・とにかく・・・」 「ウン・・・・」 世界樹広場から眺める裕奈、美砂、円、桜子たちはしばらくは呆然としていたものの、次の瞬間周りの生徒達と同時にとにかく叫んだ。 「「「「「「スゲええーーーーー!!!」」」」」」 「生きてて良かった!!」 「感動をありがとう!!」 イベントなのか本物なのかはどうでもよかった。一人一人がこの際細かいことを抜きにして、目の前の熱戦に大声を上げる。 超もその光景をグレンのコクピットから眺めて、気分が良かった。 『まったく、やはりここは特等席ネ!』 『それは何よりだ! はあ、はあ、・・・ところで超』 『?』 その姿に超が感心すると、通信から息を切らしたシモンが思わぬ言葉を告げる。 『ふ~う、少し疲れた。しばらく休むから交代してくれ』 『はあ!?』 するとモニターに映るシモンは操縦桿から手を離して座席に深く座り直した。どうやら本当に休む気である。 『ちょっ、シモンさん!? 交代するといっても、どうすればいいネ!?』 慌てふためく超、しかしその間にもグレンラガンを感知したモドキは迫ってくる。 すると突然グレンのコクピットに貫かれているラガンのドリルが口を開き、中から滑り台のようにして、上からブータが落ちてきて超の膝に座った。 『ブータ、何を・・・』 「ブミュウゥゥ!!!」 『なっ、これは・・・・』 突如ラガンのコクピットからやって来たブータは、超の膝の上で螺旋力を解放する。そしてブータの螺旋力が超を包み、グレンラガンをも包み込んだ。 『超、・・・俺が休んでいる間、この時だけはグレンラガンはお前の物だ! 好きなようにしろ!』 聞こえるシモンの声に超はまた興奮した。 『まったく・・・しかしブータ、感謝するヨ! これで百人力ネ!!!』 シモンの言葉に甘えて超はグレンラガンを己の手足のように動かしていく。 そう、この時だけは彼女だけの時間だった。 『茶々丸、スマナイ・・・私の意地のためにお前をこんな目に合わせてしまった・・・・』 『ターゲット・・・機体内デ静止中・・・操縦者変更・・・』 『相変わらずお前はシモンさんが目的カ? それは私の指令・・・それとも茶々丸の意思なのカ? だが・・・済まないが・・・もう少し付き合って欲しい!』 それは残酷な光景かもしれない。 自分が作り出した茶々丸と、偽りのグレンラガンが、生みの親である自分に向かってくる。 だが、超は自身の生み出した二人に一度謝ってから、前を向く。 超が己のやりたいようにグレンラガンを操作する。 しかし茶々丸も反応する。 奇しくも二人が選んだのは同じ行動だった。 『『グレンブーメラン!!』』 ブーメランの刃で互いに斬りかかり、鍔迫り合いになる。 その巨大さと威力のぶつかり合いに火花が飛び散るほどだった。 『流石ネ! しかし・・・・』 『敵機ノ武器・・・破壊シマス』 一度間合いを取り、再びモドキが斬り掛かって来る。しかし超が動かすグレンラガンは飛んだ。 そしてロボットらしからぬ柔軟な動きで跳び蹴りを炸裂させる。 『私を誰だと思ってやがるキック!!』 『グッ!?』 蹴りを真正面から受けたモドキ。しかし即座に立ち上がり、再びブーメランで襲い掛かる。 だが、 『少し痛いが我慢するネ!!』 超が操縦桿を強く握り締めてコクピット内で手を振り上げる。その動作と想いがグレンラガンに伝わったのか、グレンラガンの拳となって繰り出される。 そしてグレンラガンの拳から二本のドリルが突き出して、モドキのブーメランを受け止める。 だが受け止めただけではない。 高速回転しだした二本のドリルがモドキのブーメランを粉々に砕いた。 『!? 武器・・・破損・・・修復作業・・・』 粉々に砕かれた武器に対して、僅かに茶々丸の表情に変化が見られた気がした。だが、すぐに元の機械の表情に戻り、魔力を流して壊された武器を修復しようとする。 『させないヨ!!』 グレンラガンが拳のドリルを出したまま、走り出す。そしてその拳のドリルが、障壁も、モドキの機体も貫いていく。 『機体損壊・・・貫通ダメージ・・・』 『状況把握する暇あるなら、その目で少しでも前を見るネ!!』 突き刺したドリルが高速回転し、モドキの機体内から竜巻を起こして、機体を内部から抉り取っていく。 『スカルブレイク!!』 『ブースター出力最大! 緊急離脱!』 だが茶々丸はそこから最善の対処法で、ギリギリの所で逃れる。背中のブースターに火を吹かせて、突き刺さったドリルから強引に逃げ出した。 『やるじゃないか、お前も・・・茶々丸も・・・そしてお前の作った過去の夢もな・・・』 『当然ヨ、私を誰だと思っているネ?』 『はは、たしかにな』 本物相手に茶々丸もモドキも粘っている。だが徐々に握り締めた拳の中にあるものの差が見られてくる。 そして、 『理解不能・・・』 モドキのスピーカから声が漏れた。それは紛れも無く茶々丸の言葉である。機体への指令以外で彼女が初めて言葉を発した。 『茶々丸!? 意識が戻ったのか!?』 『いや、まだヨ。しかし私の作ったメカの魔力による修繕の力も無限ではない。機体自体が徐々に魔力の力に耐えられなくなっている。そのお陰で、茶々丸の自我が少し戻ったネ」 強力な魔力を吸収しすぎないようにリミッターまで取り付けたのである。それを解放すればたしかに一時的な力を得られるものの、その力に機体はいつまでも耐えられることは無い。 気付けばモドキの機体は超が付けた傷も僅かに残り、完全には修復されないでいる。 『気合・・・以前ニモ検索履歴アリ・・・シカシ明確ナ答エハナシ・・・』 それは初めてシモンと戦った次の日。気合が無いと言われた茶々丸は気合について考えた。「気合」というものをプログラム出来ないかとハカセにも聞いた。 だが、それが叶うことは無かった。 『気合トイウ付加価値ガ勝率モ計算モ狂ワセル。気合トイウプログラムガ無イ限リ・・・勝機ハ・・・』 それは見ようによっては冷静に状況判断をしようとしているロボットに見える。しかしシモンにも、超にも、溢れ出す言葉から、茶々丸の漏れ出した感情を僅かに感じ取った。 だからシモンは語りかける。 『茶々丸、あれから俺達は何度も会った。そして修学旅行ではお前と背中を合わせて戦った』 シモンと茶々丸はネギたちの道を作るために100を越える鬼を相手に共闘した。 『最初会った時に、俺はお前に気合がないって言った。でも鬼と戦ったときのお前は限界ギリギリまで力を出して戦った。あの時俺はお前の中にある気合を感じた』 命令ではなく、己の身を省みずに彼女は戦った。一度は拳を交え、共に戦ったからこそ、シモンは茶々丸をよく理解しているつもりだった。 『気合ってのは、無いから付け足すって言うモノじゃない。人間だからあるってモノでも、機械だから無いってモノじゃないと思う。グレンラガンがその証拠だ』 自分達の気合をいつだって具現化したグレンラガン、だったら機械に気合があってもいいとシモンは思っている。 『俺はお前の気合を知っている。そこから引きずり出して、思い出させてやる!!』 その瞬間、コクピット内の螺旋ゲージのメーターが振り切れた。 シモンの気合が最高潮に達する。 『超・・・決めるぞ・・・いいな?』 シモンは超に最後の確認をした。 目の前の偽者に風穴を開ける。しかし偽りといっても、超が目の前の物を作っていた時の気持ちは、紛れも無く本物だった。 その詰まった過去の夢を打ち砕くのだ。 すると超は小さく笑いながら頷いた。 『もう、夢は十分見させてもらったよ。そしてこれのお陰で本物と出会うことが出来た・・・、友を救い、・・・そろそろ昔の夢とも見切りをつけて・・・私も・・・明日へ向かうヨ』 過去を変えようとしていた超の告げた「明日」、その言葉からシモンは超の覚悟を感じた。 『分かったよ、超。お前の明日に連れて行ってやるって言ったのは俺の方だ。だから・・・一緒に行くぞ!!』 『心得た!!』 超とシモンが同時に動き出した。するとグレンラガンの腕には巨大なドリルが現れた。 『そして超、お前も忘れるな! たしかに俺はお前の世界にはいない。でも・・・仲直りした俺たちは、もう敵じゃない・・・』 『・・・ウム』 『たとえ時代と次元の違いがあっても、今ここに居る俺は・・・お前の味方だ!』 グレンラガンは唸る。 それはもはや説明不要。 幾多の強敵と困難を突き破ってきた本家本元のあの技である。 『私ノ・・・使命ハ変ワラナイ・・・』 だが茶々丸はその技に正面から向かってくるようである。 『魔力最高値、超絶ギガドリルブレイク、スタンバイ』 魔力の渦がモドキの機体を覆い尽くしていく。 そしてその渦が次第に螺旋状へと変わって行き、モドキを覆った魔力自体が巨大なドリルと変わった。 機体がその力に耐え切れずに徐々にヒビが入っていくが、それを構うことなく茶々丸は技を発動させる。 それは最早真似でも、パクリでもない、一つの技として完成していた。 紛れも無く、超の作った偽りのグレンラガンも、茶々丸の腕も進化していた。 その膨大な魔力から危機を感じ取った学園長。だが、行く手をエヴァに阻まれた。 「むっ、これはマズイぞい!」 「手を出すな、・・・心配無用だ。奴らを誰だと思っている」 ネギたちも遠く離れた場所で見守っている。 「シモンさん、超さん・・・茶々丸さん」 「何と巨大な・・・」 「でも・・・あの人達が・・・このまま終わるはずが無いよ!」 「せやな、負けるはずが無い!」 告げる言葉に偽りは無い。瞳が全く揺らいでいない。 新生大グレン団も、ヨーコも、美空達も、信じている。 『なんと・・・悲しい力・・・中身がスカスカに見えるヨ・・・』 『威力も大きさも、パイロットの腕も満たされている・・・だけど・・・グレンラガンに一番必要な物が足りなかったな・・・』 『気合・・・あれほど否定した物が勝敗を分けるとは、やっぱり皮肉なものネ』 巨大な魔力で練り上げたギガドリルを前にしても、超もシモンも驚かない。むしろ切なそうに眺めていた。 気合という言葉の重要性を、超は本物を知ったことにより、ようやく理解した。 『限界値、超絶ギガドリルブレイク発動!!』 巨大な螺旋の渦が、矛先をこちらに向けて飛び込んでくる。 『シモンさん、アナタが私の味方なら・・・どんな理由にせよ、今は同じ世界に居る・・・だから・・・』 『ああ、だから今だけでも、一緒に行くぞ、ダチ公!!』 彼らは既に、この戦いの結末が分かっていた。 そして最後の一撃のために力を溜める。 『超、茶々丸はラガンモドキに乗っている・・・風穴開けて爆発する前に掴み取れ』 『随分難しいことをアッサリ言うネ。だが、私にはそれぐらいの責任があるネ』 そして目前と迫った巨大な螺旋を前に、グレンラガンもようやく動いた。 『『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!』』 両者が雄叫びを上げてギガドリルを片手に、巨大な螺旋の矛先に向けて突き返す。 攻撃の大きさで言ったら間違いなくモドキの方が上である。 しかしグレンラガンは耐え切る。 質量が目に見えて違うはずのドリルに対して突き返し、それだけでなく・・・ 『超絶ギガドリル・・・押シ返サレ・・・・』 『まだ分かんねえのか! 掘り抜けようとする気合のねえ紛いモンのドリルで、コイツを打ち破れるはずがねえだろうが!! 限界を出すことが気合なんじゃねえ! 限界を超えようとする想いこそが気合だ!』 『最大出力・・・維持・・・』 『それが間違いヨ、茶々丸。グレンラガンにもグレン団にも、・・・いや、不屈の気合を持った者に限界は無かった・・・自分でソレを最大といっている時点で既に負けている・・・』 魔力は未だに無尽蔵に溢れ出し、茶々丸とモドキに力を与えている。しかしそのドリルは一歩も前に進まずに、むしろ目の前のドリル相手に後退していく。 『計算外・・・計算外・・・計算不能・・・計算・・・』 『その時点で計算違いだ!! 無限の壁を突き破る俺達に計算を当てはめようとした時点で!!』 茶々丸のコンピュータの頭脳が乱れ始めた。 『たとえ絶望の明日が阻もうと、無理を通して明日を掴む。計算して突き進むのではない。己を信じて突き進むのだ。私はそれを学んだヨ! 茶々丸、思い出せ! お前はもっと早くに学んでいたはずネ!』 『超・・・私ハ・・・・』 光り輝き突き進むことを止めないドリルが徐々に茶々丸を覆った壁をも突き破る。 『コイツが・・・俺たちがッ、今までどんな壁を打ち破ってきたと思ってやがる! どれほどの気合を振り絞ってきたと思ってやがる! どれほどの想いを背負ってきたと思ってやがる!』 『・・・・シモン・・・サン・・・・』 茶々丸の口が小さく呟いた。 『さあ、最後だ・・・私の明日を見せてくれ・・・・』 超が目尻に僅かな涙を浮かべながら、己の昔の失望した夢との別れに浸る。 「見せてやりなさい、シモン! その物語が捻じ曲がろうがどうなろうが、今のアンタが私達の魂を、この世界に見せつけてやりなさい!!」 「ぶみゅうう!!」 ヨーコ、ブータ。 「兄貴・・・超・・・茶々丸・・・・」 「兄貴・・・・」 「見せてください! 私達が信じたアナタの魂を!!」 美空、ココネ、シャークティ。 「シモンさん・・・超さん・・・・」 「私達は目を逸らさないわ!! だから・・・」 「はい、私達にも・・・・・」 「シモンさん、ウチらにも見せてや!」 ネギ、アスナ、刹那、木乃香。 「「「「リーダー!!」」」」 「「「「シモンさん!!」」」」 「ゆけ! 天も次元も魔法も突破して! どこまでも高く突き進め!」 グレン団も学園の生徒達もエヴァもその瞬間を見守った。 『見せてやる、これがグレン団! これがグレンラガン! これが本物のギガドリルブレイク! そして・・・これが・・・・』 全ての壁を突き破り、この世界で出会った家族、友、仲間、敵、全ての者に向けてシモンは叫ぶ。 『これが俺の十倍返しだァァァァーーーーーーーーーー!!!!』 グレンラガンは突き進んだ。 夜空に輝く星に向かって、この世界での最初で最後の天に向かって突破する姿を見せ付ける。 巨大なドリルによって紛い物のドリルは回転を止め、砕け散る。そして超のかつての夢と共に風穴を開けられる。 巨大な風穴が開き、行き場を失った魔力が暴走し始める。それは数秒後の爆発を示唆していた。 だがその前に、天に登り、降り立ったグレンラガンが、空中に投げ出された爆発寸前のロボットに向けてもう一度飛び、手を差し出す。 『『茶々丸―――――ッ!!』 超とシモンは叫ぶ。友に向かって思いっきり叫ぶ。 すると言葉を返す前に、風穴開けられたモドキのラガン部分が機体から切り離なれ、離脱した。 グレンラガンはそのラガン部分に手を伸ばし、空中で掴み取った。 その一瞬後に大爆発が起こった。 なんとも荒々しい祭りを締めくくる花火となった。 『茶々丸・・・・』 爆煙の中から、グレンラガンは夜空に突き抜けた。そして大事そうに手に抱えたラガンモドキのコクピットに向かって話しかける。 すると・・・ 『シモンさん・・・超・・・・』 『『茶々丸!?』』 声がようやく返ってきた。 『ありがとうございます。・・・受け取りました、十倍返し。・・・また明日から・・・気合を入れ直してがんばります・・・』 自分達の知っている茶々丸だった。ロボットでありながら、人間臭い女。 シモンも超も、コクピットの中で拳を力強く握り締める。 友を救い、超にグレン団を証明し、一人も欠けることなく全てに決着を着けた。 やることは全てやった。だから迷うことなくシモンは叫んだ。 『俺達の、勝ちだッ!!』 シモンの言う俺達の中に誰が含まれているかは分からない。 しかしその声を聞いた者たちが、所属するチームに関わらずに声を上げた。 誰が何に勝ったのかは分からない。しかし超も含めて、そこに敗者の顔をする者は一人も居なかった。 『終わったヨ・・・何もかも・・・・』 突き抜けた先から、歓喜の渦に包まれる生徒たちを眺めながら超は苦笑しながら呟く。 『終わった? なに言ってやがる、お前の明日も・・・俺たちの明日も・・・ここから始まるんだ!』 『・・・そうネ、なら・・・この光景を今日のうちに味わいながら・・・私は明日へ向かおう』 夜空に浮かぶグレンラガンは手に茶々丸を乗せながら、ゆっくりと飛行した。 地上では生徒たちがお祭り騒ぎで盛り上がっている。今から後夜祭の準備に入るのだろう。 その光景を見ながらシモンはラガンのコクピットの中で肩の力を抜いた。 『・・・勝ったよ、みんな。・・・誰も失わずに・・・誇りも穢したりはしていない・・・・』 ――そうね、シモン。だって、みんながんばったもの。 『!?』 愛する者の声が聞こえた気がした。 だがそれは幻聴だった。 だがシモンは慌てて辺りを見渡してしまい、思わず苦笑してしまった。 『ったく、・・・待たせすぎたな・・・でも・・・安心しろ。すぐに会いに行くよ』 グレンラガンは地上にそのまま降りずに、進路を別の方向へ向けた。 それはシモンのこの世界での家、教会だった。 シャークティと美空とココネ、そしてヨーコはそれの意味をよく分かっていた。 グレンラガンは元の世界での希望の象徴。それをこれ以上この世界に置いたままにしては、ロシウたちに心配させてしまう。 そして元々、言っていたことだった。 学園祭が終われば自分たちは元の世界に帰る。 愛する者の眠る地へ。 だからシモンは最後に家に立ち寄ることにした。それは「サヨナラ」を言うためではない、「いってきます」と言って必ず帰るという誓いをたてるためである。 ヨーコは黙って教会へ向かう。 そしてシャークティたちはシモンに「いってらっしゃい」を言うために自分たちの家へと向かった。 「シモンさん・・・・」 グレンラガンが教会へ向かうのを見て、木乃香は寂しそうな表情をした。彼女にも理解が出来たのである。 そんな彼女の肩にアスナは優しく手を置く。 「いこ。シモンさんに、早く帰ってくるように言わなくちゃね♪」 「アスナ・・・」 「そうです。だから、私たちも行きましょう」 「・・・うん、せやな・・・・」 ぎゅっと唇を噛み締めて胸の中の寂しさを押さえながらネギたちはグレンラガンの後を追う。 全ての壁を突破して、今ここに完全決着。 そして暫しの別れの時がやって来た。 後書き。 あまりご都合主義はやりたくなかったのですが、この際目を瞑っていただければ幸いです。 強敵は全員ラガンインパクトですが、やはり自分の中ではギガドリルブレイクがよかったのです。 さて、ギガドリル・マキシマムは忘れていたわけではありません。しかしアレって結構大技中の大技に思えるので、あまり安売りしたくなかったので、ここまでとって置きました。 最近のネギまのパワーインフレを考えると、学園祭編でシモンに使わせるのは早いと感じ、シモン本人にはやらせませんでした。しかし本物には、せっかくなので使わせました。 せっかく兄貴と会ったのですから、ネギ達ももう少し絡めたかったのですが、あれで限界でした。登場人物が多すぎる! とにかく長かった学園祭編は次で完結です! シモンとヨーコとブータは、グレンラガンと共に去ります。 ぶっちゃけた話、特に変わったことをやることは無いですが、せっかくなので、見てやってください。
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第二章 -倍返しの世界- 午前1時、鎌倉銀次郎はひとり住宅地のはずれを歩いていた。 銀次郎「クソッ……!」 銀次郎はいら立っていた。一之瀬紅葉に何度も負けていることに、 そしてそれを聞きつけたヤンキーどもが銀次郎にナメてかかるようになったからだ。 銀次郎「あいつらはブッとばしたが、それでも紅葉に勝たない限りは……。 ……ッチ、この銀次郎がナメられたままでいられるか!」 ッカーン! カコーーン! 足元に転がったアルミ缶を蹴飛ばした。……アルミ缶の転がった先、電柱の陰には男が立っていた。 謎の男「…………」 銀次郎「あ゛あ?オイ、何ガンくれてんだよ。俺は今機嫌が悪い。5秒後に殴るからそれまでに消えな、『5』!」 謎の男「……紅葉か。彼女は君にはない、ある『特別な能力』を持っている。」 銀次郎「『4』!」 謎の男「……君も、それが欲しいとは思わないか?」 銀次郎「ハッタリじゃあねえぜッ!!『3』!」 謎の男「ただし、『特別な能力』を得られるかは君しだいだ。」 銀次郎「『2』!」 銀次郎は腕をふりかぶった。 謎の男「『Live or die』だ。」 そういうと男はおもむろに『弓と矢』をとりだし、銀次郎に向かって構えた。 銀次郎「『い……』いいっ!?」 そして、男は銀次郎に向かって『矢』を放った。 ドシュウ! ズバッ!! 銀次郎「ウグッ……!」 謎の男「……おめでとう、どうやら君は選ばれた存在のようだ。 ただし、もうひとつ選択してもらおう。『Follow or die』…『従うか、死ぬか』。」 寝静まった杜王町。この光景を見ていたのはだれひとりとしていなかった。 *「……おい、転校生と話してるヤツ……誰だ?」 *「いや、きのうも来てたろ。……でも、今度はちゃんと話してるな。転校生も。」 *「この一日で何があったか知らねえけど……俺の席占領するのは勘弁してほしいな……」 *「………やっぱりかわいいな。」 模「……つまり、これまで君を襲ったふたりのスタンド使いは、君を倒すために、力試しのためにこの街に来たってこと?」 紅葉「そう、かもしれない。……でも、私がスタンドを初めて発現させたのは物心つく前、 つまり私は『生まれついてのスタンド使い』だったけど、初めてほかのスタンド使いと戦ったのは つい2ヶ月前のその二人のスタンド使いの一人目だったもの。そして二人目は2週間前に来た。 あまりに間隔が短すぎる。なにかこう……私に、というより『杜王町に』スタンド使いが集まってきている気がする。」 模「それが、今年に入ってからってこと?」 紅葉「そう。実際、あなたも1か月前にここに来たでしょ?」 模「……でも、スタンド使いが集まっているとしても、紅葉と戦う理由はないよね?」 紅葉「…………」 紅葉は模の言葉に対し沈黙した。そう、そこも彼女はわからなかった。 紅葉は模より経験があるとはいえ、彼女は自分の身を守るためだけに戦っていたのだ。 紅葉「私がブチのめ……倒したスタンド使いはもうこの街にいないようだし、 この街にスタンド使いが集まる原因はいまのところ不明ね。もしかしたら偶然だっただけかもしれないし。 『波紋』のこと、教えてくれてありがとね。おおまかなところは、だいたい、なんとなくわかったよ。」 紅葉は席を立ち、教室を出て行った。 模「『杜王町に』…か。……偶然だよね。そう、僕がこの街に来たことだって偶然なんだし。」 放課後、紅葉は学校の帰り道を一人で歩いていた。 学生に人気のアイスクリーム屋を過ぎ、遠くまで一面に広がる畑を通る道に差し掛かる。 杜王町の空はきのうと同じく晴れていた。ここの風はいつも気持ちがいい。 そう、紅葉が思った時、後ろから彼女を呼ぶ声がした。 模「ただいま」 模の母「あら、おかえり。早かったわね。」 模「…………」 模は自室に入り、ドアを閉めた。 一か月前、模は母と二人で杜王町に越してきた。 それまでは遠い町で両親と、祖父母と、そして曾祖父と暮らしていた。 だが、11歳で模が波紋を習得してから、家族内の関係が乱れはじめていた。 自分たちが波紋を習得できなかったにもかかわらず、模にはそれができたことへの父と祖父のみじめさ。 人一倍優しい心を持った模が、それを感じとっていないはずがなかった。 そして一年前に曾祖父が亡くなってからというもの、家族内の関係はさらに悪化していた。 このことで、一番傷ついていたのはもちろん模だった。 守り伝え続けるべき『波紋』が、家族を壊していた。 ずっとこの状態を見かねていた模の母は、ついに模を連れて故郷の杜王町に行くことにしたのだ。 模「…………」 模(引き継がれてきた技術『波紋』は、本当に守るべきものなのかな……) 模(それに、本当に僕が習得できたわけじゃない。 習得できたのはスタンドの、『セクター9』の力だったっていうのに……) ヴーーーーーーーーーーッ、ヴーーーーーーーーーーッ。 カバンの中のケータイが震えていた。家の中で、模に電話をかけてくる人間はひとりしかいなかった。 模「紅葉?」 紅葉<ばっ、模……ハッ、す、すぐに来てッ!『定禅寺一丁目』!> 紅葉の声と、風の音が混じっていた。模は紅葉が走りながら電話をかけているのがわかった。 模「ど、どうしたの!?」 紅葉<『襲われてる』のッ!いいから早……『ブラック・スペード』、防御しろッ!> 模「………!」 <バチッ! カシャカシャカシャ………> ケータイを落とした時の不快な音が耳を刺した。 模「紅葉が危ない。『定禅寺一丁目』……急がなきゃ!」 『波紋』……それが、忌まわしき技術であったとしても、 それを必要としてくれる人がいることは、模にとってうれしくないはずがなかった。 杜王町の住宅地、少し遅れて咲いた桜の木々が立ち並ぶ。 その中の人目につかぬ路地で、紅葉は膝に手をついて立っていた。 紅葉「ハァッ、ハァッ、ハァッ……クソッ!」 ???「ククク……電話なんかして。紅葉、てめーを助けてくれるような友達が、おまえにいるのかよ?」 紅葉「なんで……なんであんたが『スタンド使い』に…………銀次郎!」 ドドドドドドド…… 銀次郎「おうおう、そりゃあ俺だってききて―よ紅葉。 おまえがこれまで散々俺を痛めつけてきたのはこの『スタンド』ってやつの仕業なんだな?」 紅葉「ッ……女をおっかけていじめよーなんて、恥ずかしくねーのかよ。」 銀次郎「いやあ、それは違うな。俺が倒したいのはそのスタンドさ。『スタンドはスタンドでしか攻撃できない』……そうなんだろ紅葉。」 紅葉「…………ハァッ………ハァッ……」 銀次郎「さあて、これまでの恨みつらみ晴らさせてもらうかなああ~~。さあ、『射程距離3メートル』に近づいてきたぜェ~」ズンズン そして銀次郎はスタンドを発現させた。筋肉がゴツゴツとした、禍々しい姿だ。 銀次郎「『レッド・サイクロン』!一之瀬紅葉を『掴み』やがれェッ!!」 レッド・サイクロン「BUHHHHHOOOOOOOOOOOOOOO!!」 紅葉「クソッ!」バッ!! ドギュン! 紅葉は間一髪で避けた。紅葉の立っていたアスファルトは『むしりとられて』いた。 銀次郎「クックッ……まだ逃げる体力があったか。だが!この『掴む』能力を応用した戦い方を俺は思いついたぜ!」 銀次郎「『レッド・サイクロン』!掴んだアスファルトを投げろッ!!」 ドシュゥ―――z______ッ レッド・サイクロンの放った直径15センチほどの岩は、角を曲がろうとしていた紅葉の足に命中した。 ドガァッ! 紅葉「ウグッ………!」 銀次郎「ハッハーー!女の割にはずいぶんとスタミナがあったが、もうその足では逃げることもできまい!」 紅葉は足をひきずりながら角を曲がり、銀次郎から紅葉の姿は家の塀で見えなくなった。 銀次郎「紅葉ァ~~、これまでの屈辱はきっちりと晴らさしてもらうぜェ~~。」 銀次郎が角を曲がると、紅葉はポストに寄り掛かるように立っていた。 銀次郎「フフ……それで隠れてるつもりか。立っているのもつらそうだぜ。」 紅葉「ツッ………スタンドと同じ、ブサイクでバカそうな顔してるくせによくしゃべるわね。」 銀次郎「フン、そのへらず口ももうそろそろきけなくなるぜ。……ちょーどいい、そのポストをぶつけてやるか。」 銀次郎「こちとら柔道部だッ!『掴んで』『投げる』ことにかけちゃあ他の追随を許さねェーぜッ、『レッド・サイクロン』!!」 レッド・サイクロン「BUHHHHHHHHOOOOOOOOOOOO!!!!!!」 箱型のポストがアスファルトの地面から抜け、レッド・サイクロンの右手に吸い寄せられる。 銀次郎「ポストってのはその一本の足が持つのにちょーどいいぜェ。覚悟しなッ、紅葉!!」 身を隠していたポストから離され、片足をかばって立っていた紅葉だが、その表情に絶望はなく、笑っていた。 紅葉「フフ……確かに私はもう逃げられない。それなのになんでわざわざポストの影に隠れたか。 それは、あんたに『ポストを掴んで』欲しかったからだよ。」 銀次郎「ゴチャゴチャうるせェーーーーーーーッ!!いっぽおおおおおおおおおおおおん!!!!!」 紅葉「『ブラック・スペード』!パワーを解放しろッ!!」 ドガアアアァァァン!! 銀次郎のスタンドがポストを投げようとした瞬間、ポストが破裂した! 銀次郎「うっうおおおおお!なんだぁーッ!?右手がッ、いっ痛え、痛えェ~~~ッ!!」 紅葉「角を曲がってすぐ、ポストを殴って衝撃を『留め』させておいた。」 紅葉「『強いスタンド使い』ってのは、したたかに反撃の用意をしておくものさ。まあ、バカのあんたにはわからないだろうけど。」 破れた手紙の切れ端が、桜の花びらのように舞っていた。 【スタンド名】 レッド・サイクロン 【本体】 鎌倉銀次郎(カマクラ ギンジロウ) 【タイプ】 近距離パワー型 【特徴】 ゴツゴツした巨人のような人型。 【能力】 射程内のものを『掴む』能力。 能力範囲内にあるものを掴もうとすると、手が届かない位置にあったり離れていこうとしてもスタンドの手に引き寄せられる。 吸引は超スゴイパワーで行われる。 破壊力-A スピード-C () 射程距離-E (能力射程-3m) 持続力-B 精密動作性-C 成長性-A ポストの破裂の衝撃をモロに受けた銀次郎は右手をおさえて悶えていた。 銀次郎「ぐおおお痛えええええええ!!コノヤロウ紅葉ァ!柔道家の命の手をォォォ!!」 紅葉(ちくしょう、右手はつぶせたけど……やっぱりスタンドの攻撃を直接当てないと倒せない!) 銀次郎「てんめえええええ!ボコボコにするくれーじゃあ気が済まねえぞおおおお!!!」 銀次郎は突進し、スタンドの左手で紅葉を攻撃しようとしていた。 紅葉(まずい、防御が間に合わない!衝撃を操作する能力も、さっき発動してからはすぐには使えない!!) 銀次郎「まずは一発ぶん殴ってやるぅあああああああ!!」 紅葉「―――――――ッ!!」 レッド・サイクロンの攻撃は命中した。だが、紅葉はフッ飛ばされず レッド・サイクロンの左腕は紅葉の体に触れたままだった。 銀次郎「!?、!!?」 ???「紅葉、そのカーディガンを脱いで!!」 紅葉「…………!『ブラック・スペード』!」 ブチブチィッ! 紅葉は自分の着ていたカーディガンをブラック・スペードに破いて脱がさせ、銀次郎のほうに投げた。 ???「セクター9、第二の世界『ブラック・スペード』!衝撃を『解放』しろッ!」 ドカァァン!! レッド・サイクロンの攻撃を『留め』させたカーディガンは破裂した。 銀次郎「うおッ!」 目の前で破裂されたことに驚き、銀次郎はあおむけに倒れた。 紅葉「模!!」 模「紅葉、大丈夫!?遅くなってごめん!」 紅葉「……いいや模、グットタイミングだ。」 模「……!紅葉、足が!」 紅葉「いい!気にするな。それより、模にあいつを倒してもらいたい。 いい?『スタンドに攻撃できるのはスタンドだけ』。だけど、あいつの能力は射程距離3メートルのものを『掴む』能力だ。 範囲内にあるものならなんでも掃除機の吸いとるように掴んじまう。容易には近づくな!」 模(あ……あの怖い人だ。) 紅葉「あいつがなんでスタンド使いになったのかはわからない。でも、躊躇せずにやるのよ。『スタンドのパワーを引き出すのは」 模「『スタンドのパワーを引き出すのは強い意志』。……大丈夫、とりあえず波紋で気絶させてみるよ。」 銀次郎「……紅葉ァ、俺の『能力』を教えるってのはフェアじゃあねえんじゃねえか?」 紅葉「………」 銀次郎「……よく見りゃおとといのヒーロー様じゃねえか。てめえもスタンド使いなのか? 驚いたぜ、紅葉に友達が、それもスタンド使いの友達がいるなんてよ。」 模(紅葉は近づくなと言ったけど……距離をとれば、動けない紅葉が狙われる。) 銀次郎「てめえにも恨みがあるしな。とりあえずテメーから先にブッ飛ばす!」 模(あいつは右手が使えない。『掴み』にきたら身動きが取れなくとも波紋を流せる。) 銀次郎「いくぜうおるぅああああああああああ!!!!」 模(そのまま、殴りかかりにきたら……) 模は破裂したポストから散らばった手紙を手に取った。 銀次郎「『レッド・サイクロン』!こいつをブン殴れェェ!!!!!」 模「第二の世界『ブラック・スペード』ッ!!」 模は手紙でレッド・サイクロンの攻撃をガードした。 紅葉「よしッ!手紙に衝撃を『留め』させた!」 模「そして波紋攻撃!『波紋疾走』!!!」 セクター9「ウリャァァァァ!!!」 ガシィィィィィ!!! しかしセクター9の攻撃はレッド・サイクロンに命中したものの、波紋は流れなかった。 銀次郎「ンン?レッド・サイクロンの攻撃が当たらなかったのは奇妙だが、そのスタンドのパワーはそれほど強くないようだな。」 紅葉「まずい!模、スタンドで防御してッ!」 レッド・サイクロン「BUHHHHHHHOOOOOOOOOOOO!!!!!!」 模「セ、『セクター9』!防御しろッ!!」 ドゴドゴドゴドゴドゴ!!! 模「うおおおおおおおおおッッ!!!!」 銀次郎「ッチ、左手だけの攻撃じゃ捌かれちまう。」 模(なんで波紋が使えなかったんだ!?まさか……セクター9は他の『世界』の能力を発動しているうちは、『波紋』が使えない!?) 紅葉(『波紋』なしのセクター9の攻撃はただの打撃。みたところパワーはBクラス…… レッド・サイクロンのパワーはどうみてもAクラス、しかもブラック・スペード以上だわ。力勝負では模は圧倒的不利!) 銀次郎「『万事休す』ってやつか?貧弱ヒーローとは、笑えねえぜ?」 紅葉(パワーはAクラスの……ブラック・スペードなら、まだ太刀打ちできるかもしれない……。) 紅葉「模、逃げてッ!私の『ブラック・スペード』がやるッ!!」 模「嫌だ!!」 紅葉「!!」 模「紅葉は『波紋』の力を、『僕』の力を必要としてくれたんだろ!? 『はじめて』なんだッ!この僕を頼りにしてくれたのは紅葉が『はじめて』なんだッ! そんな人をおいて、僕は逃げたくない!僕は立ち向かう!!」 紅葉は、模の背後から模の頬に光が垂れ落ちるのを見た。 模「僕は、僕の『波紋』でこいつを倒すッ!!」 紅葉「ば……模……。」 模(僕のスタンドのパワーだけじゃ、あいつには歯が立たない。それは間違いない。 しかし、『波紋を使う』スタンドなら……) 銀次郎「なんだ?結局貧弱ヒーローが戦うのか?……右手の痛みも引いてきた。 そしてこの距離ならわざわざ『掴む』までもねえ。いくぜ!両手の本気パワー勝負だ!!」 レッド・サイクロン「BUHHHHHHHOOOOOOOOO!!!!!」 模「サウンド・ドライブ・セクター9、第一の世界『波紋』!!!」 セクター9「ウォリャァァァーーーーーーッ!!!!」 ドガドゴドゴドゴドカドガドゴドゴドゴドゴ!!! レッド・サイクロン「BUHHHHOOOOOOOOOO!!!!!」 ドゴドガドカドゴドガドゴボコドゴドガドゴ!!! セクター9「ウォアリャリャリャリャリャリャリャリャリャ!!!」 ドガァ! ブシュゥ――――――z_______ッ! 銀次郎「なッ、レッド・サイクロンのパワーが押し負ける!!このスタンド……さっきとは別モノのパワーだ!!」 模「そしてセクター9『波紋疾走』!!」 バシィ! 銀次郎「うおおおおおおおおお!!!!」バチバチバチバチ ドズ――――ン…… 模「はぁ……はぁ……はぁ……。」 模の曾祖父「いいか模、波紋はただスタンガンのように生身の人間をシビれさせるだけにあらん。 波紋の基本は『呼吸』だ。波紋呼吸法は肉体にエネルギーをもたらすのだ。」 幼き模「エネルギー……?どういうこと?」 模の曾祖父「簡単に言えばスーパーマンのようになれるってことだよ。」 幼き模「すーぱー……マン?」 模の曾祖父「ありゃ、もう模の年代だとスーパーマンも知らんのか。」 模「ひいじいちゃん、『波紋』の力………初めて人の役に立ったよ。」 バァ―――――――――――ン 波紋攻撃をくらった銀次郎はまだのびていた。 模「セクター9『波紋』!」 パアァァァァァ…… 模「波紋の生命エネルギーを送ったから、足のねんざはすぐに回復するよ。今とはいかないけど、たぶん明日くらいには。」 紅葉「……ホント不思議な力ね、波紋って。」 紅葉は銀次郎のほうを見た。 紅葉「おとといまで普通の人間だった銀次郎がきのうきょうで『スタンド使い』となった……。」 模「この人……ええと、銀次郎くんはもともとスタンド使いだったのかな?」 紅葉「いいえ、銀次郎がこれまで私にちょっかいだすときは私のスタンドの能力であしらってたけど、 そのときはスタンドの存在に気付いている様子はなかった。おそらく……」 模「………」 紅葉「おそらく、『意図的に』スタンド使いにさせられたんだと思う。『矢』を使って。」 模「『矢』?」 紅葉「以前広瀬さんという人にあった時に聞いた話なんだけど、『矢』は普通の人間から『スタンド能力』を引き出す効果があるんだって。 11年前の連続殺人事件にもかかわっていたとか。」 模「それじゃあ、その『矢』が関わっているんだとしたら……」 紅葉「間違いない。何かの『陰謀』がこの杜王町を渦巻いている……。」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…… 【スタンド名】 サウンド・ドライブ・セクター9 【本体】 杖谷模(ツエタニ バク) 【タイプ】 近距離型 【特徴】 顔に時計、両手の拳に★のついた人型。 【能力】 相手と同じ「世界」に「入門」する能力。 例えば相手が時間操作の能力を持っているなら、相手と同じ「時の世界」を認識し、動ける。 他にも鏡の世界、夢の中の世界、インターネットの中の世界など、相手が入れる世界なら、本体とこのスタンドも入ることができる。 ただし、最初から相手と同じだけ動ける訳ではなく、例えば初めて「時の止まった世界」に入ったときは、一瞬しか動けない。 複数の世界に入門することが可能だが、一度に使える「世界」は一つだけ。ひとつの「世界」の能力を発動させた後、 すぐにほかの「世界」の能力を使うことはできない。 第一の世界: 「波紋」 スタンドが波紋の呼吸をすることで本体及びスタンドが「波紋」を使える。 スタンドが波紋の呼吸をしているとき、スタンドのパワーはAクラスになる。 第二の世界: 「ブラック・スペード」 衝撃を操作する能力。現時点では衝撃を短時間留めておくことくらいしかできない。 破壊力-B スピード-B 射程距離-E 持続力-A 精密動作性-B 成長性-A to be continued... < 前へ 一覧へ戻る 次へ > 当wiki内に掲載されているすべての文章、画像等の無断転載、転用を禁止します。 [ トップページ ] [ ルールブック ] [ 削除ガイドライン ] [ よくある質問 ] [ 管理人へ連絡 ]
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「と、言うわけでぇ。ホワイトデーだぞコノヤロー」 相も変わらず、時と場所を考えず、金色の蝶を乱舞させながら魔女はやって来た。 「知るか。帰れ糞婆ァ」 「ババアァア?ひっでぇなぁ戦人ぁ。いいじゃねーの、折角のイベントなんだぜぇ?楽しまなきゃ損だろ?」 冷たく言い放つ戦人を、浮かれたベアトリーチェは気にもしない。 結局折れるのはいつだって戦人の方。これも男の甲斐性である。 「ッチ……しょーがねぇな。ホレ、これやっからとっとと帰れ」 投げつけたのは小さな紙袋。ほのかにバターの匂いがする。 「何だ、それは」 「クッキー。お返しの定番だろ」 すると、ベアトリーチェは下卑た笑いを浮かべた。 「くっひゃっひゃ、戦人ァ。その『定番』とやらはニンゲンの、だろぉ?妾達の世界で通用すると思ってンのかよォ」 「じゃあどうしろってんだよ……」 「ククク、それはそれ、『ホワイト』デーだからなあ。そなたの白いモノでも馳走になってやるわ」 ベアトリーチェの細い腕が、戦人のズボンに一直線に伸びる。 「剥くなっ、脱がすなッ!やめろっつの痴女!……ああ咥えんな!吸うな……っく」 魔女の前では無駄無駄無駄。すぐに剥きだしにされたあらびきフランクフルトに喰らいつくのだった。 「ぺろぺろ、と。そなた、相変わらず大きさは立派だのぉ。そぉれ、今日は元気かなー?」 「だ、から……ッ、ヤメ、あ。駄目だ、って……」 ベアトリーチェの舌の動きに沿う様に、戦人が喉を振るわせる。 それを、魔女は満足気に見つめた。 「ほんに感じやすいな。妾にこうされるのがそんなに嬉しいのか、ええ?」 「ちが……あ、違う……んくぅっ……」 「それそれ、身体は正直だぞ?手と口だけでこんなに大きくなって、妾の前で醜態を晒しおって」 「そ、させて……ン、のは誰だ……うあっ」 「仕方なかろう?そなたがそんな顔をするのが悪い。そなたの顔が、苛めてくれ、貶めてくれと言っているんだからなァ」 「言ってな……ッあ、っはあッ……」 ビクン、と身体を震わせて、戦人はヘヴン状態に。 「む。このタイミングで……シャレのつもりか?まあ、まだまだ搾り取ってやるから構わんがな」 まだまだお楽しみはこれからだぜ☆と言わんばかりに襲い掛かるベアトリーチェ。 「う、わ……ベアト、やめれっ!」 「止めろと言われて止める魔女はおらんな!そーれ最後の一枚ゲッツー!!」 「らめえええええ」 戦人は上半身も引ん剥かれ、全裸にされてしまうのだった。 「くくく。まるでまな板の鯛だな?」 「う、ど、どういう意味だよ……」 「本日のォ。スぺっシャルディナーだろうがぁあーっ」 「食うなアホー!!」 だが、彼のバズーカ(もどき)は再び咀嚼された。 「だ、から……咥えんなっつの。てめぇ恥じらいとかねーのかよ!」 「むぐ?んんぅ、もご、ぃい……んぐ?」 口の中は戦人の愚息で一杯。故にその言葉は彼に通じない。 「わっかんねーよ!っづ、は、歯ァ立てんなよ馬鹿!」 そして、その理屈は魔女に通じない。 「ちゅっぷ。フン、これくらいで動揺してんじゃねーよばーかばーか」 唇を離し、憎まれ口を叩く魔女。その言葉は妙に子どもっぽく、戦人を呆れさせた。 「が、ガキのケンカかよ……」 「はっ、馬鹿って言う方が馬鹿なんだよ、ばぁーっか」 「てめーのが言ってんじゃねぇか!」 「ま、妾は寛大だ。そなたを許してやろうぞ」 戦人の言葉を無視して勝手なことを抜かすベアトリーチェ。 「いや、聞けよ……」 「なんだぁ?もうご機嫌ななめかぁ?こっちはまだまだご機嫌なのによー」 下半身に視線を投げながらベアトリーチェが囁く。 「誰のせいだよ……責任取れ、責任」 「責任ねぇ。構わんぞ。入れたいんだろぉ?ここによぉ、いいんだぜぇ。ほら、来いよ。もういじめねぇからよ~」 ドレスの裾を捲り上げて、己の秘所を曝け出す魔女。魔女に下着と言う概念は存在しません。 「ガキ扱いすんじゃねー……クソばばー」 「ほう?なら精々悦ばせてみるがいいさ。この黄金の魔女を善がらせてみせろよ、家具ゥ」 「痴女の間違いだろ、変態」 口の悪さに反比例するかのごとく、引き寄せる腕は優しかった。 「変態に欲情してんじゃねぇよ、か」 「うるせえ」 言葉を塞ぐように、重なる唇。 魔女も、まるで恋する乙女のように男の首筋に縋り付く。 先程までの行為を思えば、重ねるだけのそれは随分と拙かった。 だけれども、求め合う姿はなんだか幸せそうにも見えるのだった。 唇が離れると、戦人の手は胸元へ。もはや恒例行事である。 「好きだのー……実に」 「男子の本懐なんだよ、ほっとけ」 肌理細やかな白い乳房を、思うまま揉み解して、時折口付けて。 「っふ……ん、まだまだ下手糞だな」 「わーるかったな。どうせ経験不足だよ」 「良い良い。ふふ、妾直々に仕込んでやるからのぉ。そなたは幸運だぞ」 戦人の頭を撫でて、その腕に抱く。それは母が子にするような、柔らかな仕草だった。 「ん……もう我慢が効かぬか。しょうのない男だな」 腕を解くと、ベアトリーチェはドレスを脱ぎ捨てた。 あの豪勢な衣装を一瞬で脱衣するのも魔法なんだろうか。 なんて下らない考えが戦人の頭を掠めたが、まあそれは置いておく。 「なんだ、どうした?」 「いや。ほら、来いよ。黄金の魔女……俺の魔女、ベアトリーチェ」 そして、二人の影が一つに解け合う。 「……は、ん……元気なことだな……?」 「あんたもな……そら、いくぜ」 戦人の肉棒が、暴れだす。 ベアトリーチェも腰を揺らして快楽に溺れる。 「は、ははっいいぞ家具!もっと寄越せ、もっと来いよぉ、んはあぁっ」 「黙ってろっつの……いって引っ掻くな!」 ベアトリーチェの爪が、浅く戦人の顔の肉を削いだ。 だが、彼女は楽しげに笑う。 「っく、ひゃ、いいだろ少しくらいよぉ。ほら、見てみろ。そなたが妾の中で暴れて、っああ、んっ」 じゅぷじゅぷと、より強く打ち付ける。 「ほら、壊して見せろよ……ひ、ああ、グッチャグチャにしてみろよ……んっ、く」 「んだよ、もう降参かぁ~?」 「ひっひ、それは、そなたとて変わらぬよ……ばと、らぁ……っ」 それは互いが果てるまで、延々と続く二人だけの宴。 そして、宴の終わる頃。 「ふぅ。もうホワイトデーも終わりだな」 傍らの単純馬鹿は、すっかり眠りの底に落ちていた。 その赤い髪に指を滑らせながら、魔女は枕元に転がされていたものを拾い上げ、口に含む。 「ふふ、ロノウェに躾けて貰おうかのう。こんな甘ったるいクッキー、食えたものではないぞ」 だけど、結局一晩で甘い甘いクッキーはなくなっていた。どこに消えたか、知っているのは魔女だけ。 ……だからキムチを早く寄越しなさい。胸焼けしちゃうんだから。 こういう会話似合うなw好きだ -- (名無しさん) 2009-10-01 03 39 47 ホワイトデー 濡れ場までが早すぎるw -- (deleted) 2010-01-07 20 26 29 名前 コメント すべてのコメントを見る
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「おー嬢っ。はいどうぞー」 手渡されたのは、小さな包み。 「何、これ」 「ホワイトデーのお返しですよ。中身はマシュマロでーす」 開いてみれば、言葉通り白やピンクの柔らかい菓子がたっぷり詰まっていた。 「甘そうね……」 「ちなみに手作りっす」 「作れるの?」 少なくとも、私は知らない。 「お嬢のために、不肖天草、愛をたっぷり込めて作りましたよ」 「は……、ば、ばっかじゃないの」 その言葉に、頬を赤らめながら毒づく。 例によってスルーされた。しかもキラーパスがぶち込まれた。 「まあまあ。ほら、あーんして下さい」 手元から一つ、ピンクのマシュマロを摘むと、天草は鼻先でそれを振った。 「え、なんでよ!」 「折角ですからぁ。はい、あーん」 ふりふり、と揺れるマシュマロと、天草。交互に視線を投げ、私は屈服した。 このまま嫌だとかダメとか言ったって、コイツはこの行為を止めない。 下手すりゃ、もっと無理難題を出してくるに決まってる。 それで恥ずかしい思い、一杯してきたんだから。 そう考えたからだった。仕方なくよ。そ、それだけなんだから! 「……うぅ……ぁ、あーん」 口の中の柔らかな甘さを味わう余裕なんてない。 飲み込んでも、顔の火照りは消えない。 「良く出来ました」 恥ずかしくて恥ずかしくて、どうしようもない。 そして、反対にコイツのにやけ面はなんだ。 無性に腹が立った。……やり返さずにはいられない。 「うー……あ、天草ッ」 「はい?」 「あ、あーんしなさい!」 カウンターは回避され、しかもカウンター返しを食らってしまった。 「はーい。あーん」 ぱかっと口を開ける天草。やはり幸せそうな顔をしていて、癪だった。 「あんた……羞恥心とかないわけ」 「人並みにはあるつもりですがねぇ。ほらぁ、お嬢。あーんしてますよー」 「っぐ……分かったわよ!ほらっ」 ほとんど投げつけるようにして、ピンクのマシュマロを天草に食わせた。 「いやー、美味しいですね」 「自分で作ったんだから、味なんて分かってるでしょ」 「やだなぁ。お嬢に食べさせて貰ったぶんは別ですよ?」 もう、コイツのせいで私はどんどんおかしくなりそう。 も•••萌えた‼縁寿かわいすぎ -- (名無しさん) 2010-01-03 22 39 55 はぁうぅうぅぅぅぅぅうううぅぅッ!!!天草ぁ すきぃ!!! -- (天草らぶwww) 2010-03-16 22 48 08 ( 罪)<書いて!もっと書いて! -- (名無しさん) 2010-08-20 03 03 01 俺の妹がこんなに可愛いわけがない -- (戦人) 2011-04-29 11 03 11 縁寿は俺の嫁だああああああ -- (たた) 2013-11-04 01 58 02 名前 コメント すべてのコメントを見る
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